「中古iPhoneって安いけど、実際どうなの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。新品と比べて大幅にコストを抑えられる反面、バッテリーの劣化や保証の有無など、気になる点もあります。この記事では、中古iPhoneのメリット・デメリットを2026年8月時点の最新相場をもとに正直に解説し、購入前に知っておくべき重要なポイントをまとめました。「自分に中古iPhoneは向いているのか」を判断する材料として、ぜひ参考にしてください。
中古iPhoneの主なメリット5つ
中古iPhoneを選ぶ最大の理由は、やはりコストパフォーマンスの高さです。具体的にどのようなメリットがあるか、順に見ていきましょう。
① 新品より大幅に安く購入できる
中古iPhoneの最大のメリットは、新品と比べて3〜8割ほど安く購入できることです。2026年8月時点でApple公式ストアの現行ラインナップはiPhone 17 Pro・iPhone Air・iPhone 17・iPhone 17e・iPhone 16の5シリーズで、最安のiPhone 17e(256GB)でも約99,800円、iPhone 16(128GB)は約124,800円、iPhone 17(256GB)は約142,800円です。新品は10万円超が当たり前になっている一方、中古では以下の価格帯で購入できます。
| モデル | 中古相場(2026年8月時点) | iPhone 17e(約99,800円)との差額 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| iPhone 14(128GB) | 47,000〜70,000円 | 約30,000〜53,000円安い | 長く使いたい方に |
| iPhone 13(128GB) | 38,000〜57,000円 | 約43,000〜62,000円安い | バランス重視の方に |
| iPhone 12(64GB) | 26,000〜39,000円 | 約61,000〜74,000円安い | 予算優先の方に |
| iPhone SE 第3世代(64GB) | 22,000〜33,000円 | 約67,000〜78,000円安い | 小型・低予算派に |
| iPhone 11(64GB) | 23,000〜35,000円 | 約65,000〜77,000円安い | 短期・サブ機に |
※中古相場は2026年8月時点の実売価格(イオシス・ゲオ・じゃんぱら等の中古販売価格を集計した中央値をもとに、Cランク〜美品の価格帯として算出)。バッテリー最大容量80%以上・画面割れなしの個体が対象で、容量・状態・在庫状況により変動します。新品価格はApple公式ストア(日本)の2026年8月時点の表示価格です。
月々の通信費に加えて端末代金も抑えたい方や、学生・サブ機として使いたい方に特に向いています。中古iPhone相場の詳細な価格推移については別記事でも詳しく解説しています。なぜこれほどの価格差が生まれるのかについては、中古iPhoneが安い理由と価格差の仕組みもあわせてご覧ください。
② 廃盤モデルも入手できる
Apple公式ストアでは販売が終了したモデルでも、中古市場では豊富に流通しています。2026年8月時点ではiPhone 15以前がすべて公式ストアから姿を消しており、「コンパクトサイズが好き」「ホームボタンのあるモデルがいい」「Lightning端子の周辺機器を使い続けたい」といった希望をかなえられるのは中古市場だけです。ホームボタン搭載モデルを探している方は、iPhone SE 第1〜3世代の比較記事も参考になります。
③ 即日・短納期で入手できることが多い
新品は人気モデルや色によって在庫切れや納期待ちが発生することがありますが、中古市場では在庫が豊富なため、注文後すぐに手元に届くケースが多いです。急いでスマートフォンが必要な場面でも対応しやすいです。
④ 環境負荷の軽減につながる
中古品を使うことは、新たな製品の製造を減らすことにつながり、資源の有効活用という観点から環境にも優しい選択です。サステナビリティを意識する消費者に支持されています。
⑤ 試しに使いやすい
「iPhoneを初めて使ってみたい」「子供用にスマホを持たせたい」といった場合、まず中古で試してみることができます。万が一合わなかった場合のリスクを低く抑えられるのも中古のメリットです。
ここがポイント
中古iPhoneは新品より大幅に安いだけでなく、廃盤モデルの入手や環境への配慮という観点でも選ばれています。
中古iPhoneのデメリット・リスク4つ
メリットが多い一方で、中古iPhoneにはいくつかのデメリットも存在します。購入前にリスクをしっかり把握しておきましょう。
① バッテリーが劣化している可能性がある
iPhoneのリチウムイオンバッテリーは充放電を繰り返すにつれて劣化します。Appleの公式サポート情報では、最大容量が80%を下回ったバッテリーは「消耗した状態」とされ、交換の目安とされています。さらに、劣化したバッテリーで突然のシャットダウンが発生すると、それを防ぐためにピーク性能を抑える「パフォーマンス管理機能」が有効になり、動作が緩やかに感じられることがあります(この機能は設定から無効にすることも可能です)。
中古品では使用年数によっては最大容量が70%台になっているケースもあるため、購入前に確認が必要です。購入後に「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で現在の最大容量を確認できます。80%以上が目安で、それ以下の場合はバッテリー交換を検討してください。交換費用は正規サービスで約14,500〜21,800円、非正規店では約5,000〜10,000円が目安です。本体2万円台の端末では交換費用が本体価格に匹敵するため、購入前に総額で考えることが重要です。詳しくはiPhoneバッテリー交換の費用と方法を解説した記事をご覧ください。
② メーカー保証がない
新品iPhoneにはAppleの1年間メーカー保証が付いていますが、中古品は原則として保証対象外です。購入後に故障が発生した場合、修理費用はすべて自己負担になります。ただし、信頼できる中古販売店の中には独自の保証を提供しているところもあるため、購入先の保証内容をあらかじめ確認することが重要です。特に画面割れの修理は正規サービスで数万円かかることもあるため、保証の有無は総額に大きく影響します。
③ 前の使用者の利用状況がわからない
落下・水没の経験があるか、どのような環境で使われていたかは、外観だけでは判断しにくい場合があります。信頼できる販売業者から購入すること、また動作確認済み・検品済みの製品を選ぶことが大切です。中古iPhone購入時の注意点チェックリストも合わせてご確認ください。
④ 赤ロム・SIMロックのリスク
中古市場では「赤ロム(ネットワーク利用制限)」がかかった端末や、SIMロックが解除されていない端末が出回ることがあります。赤ロムの場合、NTTドコモ・au・SoftBank・楽天モバイルのSIMカードが使えなくなります。購入前に各キャリアが公開しているネットワーク利用制限確認ページでIMEI(製造番号)を入力し、判定が「○」であることを確認してください。判定が「△」の端末は、前の所有者が分割代金を払い終えていないため将来使えなくなる可能性があり、避けるのが無難です。確認手順はiPhoneネットワーク利用制限の確認方法で解説しています。
なお、SIMロックについては2021年10月以降に発売された端末は原則としてロックをかけること自体が禁止されているため、iPhone 13以降であればまず心配ありません。iPhone 12以前のキャリア版を検討している場合のみ、個別に確認が必要です。
注意
フリマアプリでの個人間売買は保証なし・返品不可のケースが多く、赤ロムや動作不良品を掴むリスクがあります。初心者には専門店からの購入をお勧めします。フリマでの購入を検討している方は、中古iPhoneをフリマで安全に買う方法で事前にチェックリストを確認してください。
【2026年8月時点】見落としがちな「OSサポート残年数」というデメリット
中古iPhoneでもっとも見落とされやすいのが、「あと何年iOSアップデートを受けられるか」という視点です。本体が安くても、2年後にセキュリティ更新が止まって買い替えになれば、かえって割高になります。2026年8月時点の最新OSはiOS 26で、iPhone XR・XS世代はここで対象外となりました。Appleの過去の実績(発売から5〜6年)から逆算した目安は以下のとおりです。
| モデル | 発売年 | iOSサポートの目安 | 実質あと何年 |
|---|---|---|---|
| iPhone 11 | 2019年 | 2027年頃まで | 約1年 |
| iPhone 12 | 2020年 | 2028年頃まで | 約2年 |
| iPhone 13 | 2021年 | 2029〜2030年頃まで | 約3〜4年 |
| iPhone SE(第3世代) | 2022年 | 2029年頃まで | 約3年 |
| iPhone 14 | 2022年 | 2030〜2031年頃まで | 約4〜5年 |
サポートが終了しても端末がすぐ使えなくなるわけではありませんが、セキュリティ更新が止まると銀行アプリ・決済アプリが順次非対応になっていきます。中古で長く使うつもりなら、サポート残が2年以上あるiPhone 12以降を最低ラインと考えてください。本体価格をサポート残年数で割った「1年あたりコスト」で比較する方法は、iPhoneのコスパを1年あたりコストで比較した記事で詳しく解説しています。
メリット・デメリット比較一覧表
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 価格 | 新品より3〜8割安い | - |
| バッテリー | 交換済み個体を選べば長く使える | 劣化している可能性がある |
| 保証 | 販売店独自保証がある場合も | メーカー保証なし |
| 品揃え | 廃盤モデルも豊富 | 状態にばらつきがある |
| 入手速度 | 即日・短納期が多い | - |
| OSサポート | - | 残年数が短いモデルがある |
| リスク | - | 赤ロム・水没歴の懸念 |
| 環境 | サステナブルな選択 | - |
デメリットを回避するための3つのポイント
中古iPhoneのデメリットは、適切な購入先と確認手順を踏むことで大幅に軽減できます。
- バッテリー最大容量を必ず確認する:購入前に販売店に問い合わせるか、購入後すぐに設定から確認する。80%以上が安心の目安。
- 保証付きの販売店を選ぶ:30日〜6ヶ月程度の返品・交換保証がある店舗から購入する。赤ロム保証の有無もあわせて確認する。
- ネットワーク利用制限を確認する:各キャリアのネットワーク利用制限確認ページでIMEIを入力し、判定が「○」であることを確認する。
また、購入先の選び方によってリスクは大きく変わります。中古iPhoneをどこで買うべきかについては、各販売チャネルのメリット・デメリットをまとめた記事も参考にしてください。
中古iPhoneが向いている人・向いていない人
すべての人に中古iPhoneが最適というわけではありません。自分のライフスタイルと照らし合わせて判断しましょう。
中古iPhoneが向いている人
- コストを抑えてiPhoneを使いたい人
- サブ機や子供用・高齢者向けのスマホを探している人
- 特定の廃盤モデルが欲しい人(コンパクトサイズ、ホームボタン搭載など)
- iPhoneを初めて試してみたい人
- 長期使用よりも手軽に試したい人
中古iPhoneが向いていない人
- 最新機能(最新カメラ、最新チップ)を求める人
- 長期的にメーカー保証の安心感が欲しい人
- 端末の状態に神経質な人(外観の傷や使用感が気になる人)
- 自分でIMEI確認などの手続きをするのが面倒な人
初めて中古iPhoneを検討している方は、中古iPhone選び方完全ガイド【初心者向け】もあわせてご覧いただくと、失敗しない購入の流れがよくわかります。
よくある質問(FAQ)
Q. 中古iPhoneは結局「買い」ですか?
2026年8月時点では、Apple公式の新品が最安でも約99,800円(iPhone 17e・256GB)まで上がっている一方、中古のiPhone 13は38,000〜57,000円で購入できます。日常利用の性能で見ればiPhone 13でも十分なため、コストを重視するなら中古の合理性は高いと言えます。ただしサポート残年数の確認は必須です。
Q. 中古で買ってはいけないモデルはありますか?
「買ってはいけない」というより、用途を限定すべきモデルがあります。iPhone 11はiOSサポートの残りが約1年で5G非対応のため、長期使用前提の購入には向きません。1年以内のつなぎやサブ機としてなら合理的な選択肢です。iPhone XR・XS以前はiOS 26の対象外となっているため、原則おすすめできません。
Q. バッテリーが80%未満の中古は買わないほうがいいですか?
価格差と交換費用を比べて判断してください。非正規店での交換費用は約5,000〜10,000円のため、80%未満の個体が1万円以上安いなら交換前提で購入する選択もあります。逆に価格差が数千円しかないなら、80%以上の個体を選ぶほうが確実です。
Q. 中古と整備済製品(認定リファービッシュ)はどちらがいいですか?
Apple認定整備済製品はバッテリーと外装が新品に交換され1年間の保証も付きますが、価格は新品の1〜2割引程度にとどまり、対象モデルも限られます。価格差を最優先するなら中古、保証の安心感を優先するなら整備済製品という整理になります。
まとめ:中古iPhoneのメリット・デメリットを正しく理解して賢く選ぼう
- 中古iPhoneは現行の新品(最安でも約99,800円)と比べて3〜8割安く購入でき、コスパに優れる
- バッテリー劣化・保証なし・赤ロムリスクに加え、OSサポート残年数というデメリットも存在する
- デメリットは保証付き専門店からの購入・IMEI確認・バッテリー状態チェックで大幅に軽減できる
- 長く使うならサポート残2年以上のiPhone 12以降が最低ライン
- 自分の用途と優先順位に合わせて、新品・整備済製品・中古の中から最適な選択をしよう
- 具体的なモデル選びは中古iPhoneおすすめランキング2026年版も参考にしてください
- 中古と新品のどちらを選ぶか迷っている方は、あわせてiPhone中古と新品どっちがいい?メリット・デメリット徹底比較もご覧ください
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