中古iPhoneを買う前に、必ずチェックしておきたいのが「ネットワーク利用制限」です。これを確認せずに購入すると、突然通信ができなくなる「赤ロム」を引いてしまうリスクがあります。本記事では、iPhoneのネットワーク利用制限の確認方法を、各キャリア別にわかりやすく解説します。読み終える頃には、誰でも自分で安全な中古iPhoneを見極められるようになります。
ネットワーク利用制限とは?まず知っておきたい基礎知識
ネットワーク利用制限とは、キャリア(docomo・au・SoftBank・楽天モバイル)が、端末の代金未払いや盗難・紛失といった事情がある端末に対して、自社の通信ネットワークの利用を制限する仕組みです。制限がかかった端末は通称「赤ロム」と呼ばれ、SIMを挿しても通話・データ通信ができません。
表示には3つのステータスがあります。
| 表示 | 状態 | 意味 |
|---|---|---|
| ○(マル) | 支払い完了済み | 制限がかかる可能性は極めて低い。安全に使える |
| △(サンカク) | 分割支払い中 | 現状は使えるが、元の所有者が支払いを止めると赤ロム化するリスクあり |
| ×(バツ) | 赤ロム | 通信不可。Wi-Fi専用端末としてしか使えない |
中古iPhoneを購入する際は、必ず「○」表示の端末を選ぶのが基本です。「△」は将来的に「×」へ変わる可能性があるため、長く使う予定なら避けた方が無難です。
ネットワーク利用制限の確認に必要な「IMEI(製造番号)」の調べ方
ネットワーク利用制限を確認するには、端末固有の番号「IMEI(International Mobile Equipment Identity)」が必要です。IMEIは15桁の数字で、すべてのiPhoneに割り当てられています。確認方法は以下の3通りです。
- 方法1:電話アプリで「*#06#」を入力 ダイヤル画面で入力するとIMEIが画面に表示されます。最も簡単で確実な方法です。
- 方法2:「設定」アプリから確認 「設定」→「一般」→「情報」へ進み、画面を下にスクロールするとIMEIが表示されます。
- 方法3:SIMトレイの裏面・本体の刻印 古いiPhoneでは本体背面、最近のモデルではSIMトレイにIMEIが刻印されています。
中古ショップやフリマで購入する場合は、出品者にIMEIの開示を求めましょう。Appleの公式サポートページでも、IMEIやシリアル番号の確認方法が詳しく案内されています。
ここがポイント
IMEIの一部だけ(下4桁を伏せる等)しか開示されない出品は要注意。確認できなければ赤ロム判定もできないため、購入は見送るのが安全です。
【docomo】ネットワーク利用制限の確認方法
docomoは公式サイトで誰でも無料・無登録で確認できます。手順は以下の通りです。
- ブラウザで「ドコモ ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト」にアクセス
- IMEI(15桁)を入力
- 「判定」ボタンを押す
- 「○」「△」「×」のいずれかが表示される
docomo回線で使われていたiPhoneだけでなく、ドコモ版として販売されたSIMフリー機もここで判定可能です。判定結果は最新の状態が反映されるため、購入直前にもう一度チェックすると安心です。
【au】ネットワーク利用制限の確認方法
auも公式サイトに「ネットワーク利用制限携帯電話機照会」ページが用意されています。
- 「au ネットワーク利用制限携帯電話機照会ページ」を開く
- IMEIを入力して「判定する」をクリック
- 結果が「○」「△」「×」で表示される
auの場合、UQ mobile・povoなどのサブブランドで使われていた端末も同じ照会窓口で確認できます。古い3G時代の端末は表示されないことがありますが、iPhoneの場合は基本的に問題なく確認できます。
【SoftBank・ワイモバイル】ネットワーク利用制限の確認方法
SoftBankも同様に公式サイトで確認できます。
- 「SoftBank ネットワーク利用制限の確認」ページを開く
- IMEIを入力
- 「判定する」を押し、結果を確認
ワイモバイル・LINEMOで使われていた端末も同じ照会先で判定できます。なお、SoftBankは2019年以降、分割支払い中の端末でもネットワーク利用制限を原則かけない方針へと変更しています(割賦販売法の改正による影響)が、過去に契約された端末では「△」「×」が出ることもあるため、必ず確認しましょう。
【楽天モバイル】の取り扱いと注意点
楽天モバイルは2026年現在、ネットワーク利用制限の照会サイトを公開していません。これは楽天モバイルが端末代金の未払いを理由とした通信停止(いわゆる赤ロム化)を行わない方針を取っているためです。ただし、盗難・紛失届が出された端末については利用停止される可能性があります。
楽天モバイルで購入された中古iPhoneを買う場合は、SIMフリー扱いとなるため、中古iPhoneのSIMフリー確認方法とあわせてチェックしておくと、より安心して使い始めることができます。
「△(サンカク)」表示の中古iPhoneは買っても大丈夫?
「△」は分割支払いの途中であることを示します。前所有者が問題なく支払いを続けていれば、いずれ「○」へと変わります。しかし以下のリスクは残ります。
- 前所有者が支払いを途中で止めた場合、「×(赤ロム)」に変化する
- 赤ロム化した時点で、データ通信・通話・SMSが利用不可になる
- Wi-Fi接続だけはできるが、実用的にはほぼ機能しなくなる
信頼できる中古ショップでは、万一赤ロム化した際に同等品との交換や返金を保証する「赤ロム保証」を設けている店舗もあります。フリマやオークションで個人から購入する場合は、こうした保証は基本的にありません。慎重に選ぶなら「○」表示のものに絞るのが鉄則です。
注意
フリマアプリで「△だけど現在は問題なく使えます」と書かれていても、将来的なリスクは出品者にも保証できません。長く使いたい1台なら、価格が多少高くても「○」確定品を選びましょう。
赤ロムを掴まないための購入時チェックリスト
中古iPhoneで失敗しないために、購入前に以下の点を必ず確認しましょう。
- IMEIが商品ページに明記されている もしくは出品者に依頼して全15桁を開示してもらう
- 各キャリアの公式サイトで「○」を確認した △は避ける、×は論外
- 赤ロム保証の有無を確認 ショップの返品・交換ポリシーを事前にチェック
- アクティベーションロック解除済みか Apple IDが残っていると初期化しても使えない
- SIMロック・SIMフリー状態の確認 使いたい回線で動作するかを事前に判断
あわせて、購入後すぐにつまずかないためにはiPhone初期設定でやること完全ガイドもあわせてご覧いただくとスムーズです。SIMロックが残っている場合は、iPhoneのSIMロック解除のやり方も参考になります。
よくある質問(Q&A)
Q1. 一度「○」だった端末が後から「×」になることはある?
原則ありませんが、盗難届などが事後的に出された場合などごく稀なケースで変わることはあります。基本的には「○」=安全と考えて問題ありません。
Q2. SIMフリー版iPhoneでもネットワーク利用制限はかかる?
Apple Storeで直接購入されたSIMフリー版iPhoneにはネットワーク利用制限はかかりません。ただし、AppleのiPhone販売ページ以外で「SIMフリー」と表記されていても、元はキャリア版であることもあります。IMEIで確認するのが最も確実です。
Q3. 海外で購入したiPhoneも確認できる?
海外キャリア版のiPhoneは、日本国内のキャリアサイトでは判定できません。日本で使う前提なら、国内キャリア版か正規SIMフリー版を選ぶのが安全です。
Q4. ネットワーク利用制限と「アクティベーションロック」は同じ?
違います。アクティベーションロックは前所有者のApple ID(iCloud)が紐付いたままの状態で、Apple側の仕組みです。ネットワーク利用制限はキャリア側の仕組み。両方とも事前確認が必要です。
まとめ:ネットワーク利用制限の確認は中古iPhone購入の最初の関門
中古iPhone選びで失敗しないためのポイントを整理します。
- ネットワーク利用制限は「○・△・×」の3段階。必ず「○」を選ぶのが基本
- 確認には端末のIMEI(15桁)が必須。「*#06#」で簡単に表示できる
- docomo・au・SoftBankはそれぞれ公式サイトで無料・無登録で照会可能
- 楽天モバイルは原則制限をかけない方針だが、IMEIでの履歴確認はできない
- 「△」表示は将来リスクあり。長く使いたいなら「○」一択
確認の手間を惜しんで「赤ロム」を掴むと、せっかく購入したiPhoneがWi-Fi専用機になってしまいます。少しの確認作業で大きな失敗を防げますので、必ず購入前にチェックしましょう。
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